玉山について

廖継春/玉山の日の出

玉山の主峰は標高3,952メートルで、台湾で最も高い山であり、台湾百岳の筆頭に挙げられています。北東アジアの最高峰でもあります。玉山銀行は、お客様から愛される最高の銀行をつくろうとの決意の下、行名に玉山の名を冠しました。

主峰台湾の中央に位置し、標高3,952メートルの玉山は台湾で最も高い山です。台湾百岳の筆頭でもあり、北東アジアの最高峰でもあります。

東峰玉山群峰の一峰で、主峰の東方に位置し、標高3,869メートルで、台湾百名山では、3番目に高い山で、並びに台湾百岳名峰中の「十峻」の首位に名を列している。

北峰玉山北峰は標高3,858メートルで、日本統治時代には北山、新高北山、斗六新高などと呼ばれました。コルを隔て隣の玉山北北峰と合わせてラクダのこぶのように見えることから、台湾の登山家邢天正は天駝峰と呼びました。

南峰玉山南峰は標高3,844メートルで、日本統治時代には南山、新高南山などと呼ばれました。主峰から眺めると、延々と連なる尾根が龍のように見えることから、天龍峰とも呼ばれています。

出典:Wikipedia、玉山国家公園、台湾国家公園,サイト内の記載に誤りがありましたら、どうぞお知らせください。

玉山国家公園は台湾の中央一帯を占めています。亜熱帯地域の中の高山・寒帯気候区域であり、夏は冷涼で、冬は降雪があります。標高は、東部の拉庫拉庫渓谷の300メートルから玉山主峰の3,952メートルまで差が大きく、高度によって気温も大きく変化します。
季節ははっきりしていて、春はニイタカシャクナゲ、夏は雲海、秋はフランスギク、冬は白雪というように、四季折々の美しい風景が楽しめます。特に「雪の玉山」は台湾八景の一つにもなっています。

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地形や気候の変化に富んだ玉山国家公園には多様な動植物相が見られ、生態系の宝庫と言えます。

高山植生帯主に3,600メートル以上に分布しています。よく見られる植物にはニイタカシャクナゲ、ニイタカビャクシン 、ニイタカマンネングサなどがあります。

モミ林帯高山植生帯の下の標高3,100~3,600メートル地帯に分布しています。山稜の頂に近いため日差しがきわめて強いのが特徴です。よく見られる植物にはニイタカトドマツがあります。


タイワンツキノワグマツキノワグマの台湾固有亜種。ツキノワグマに共通する特徴として、胸にV字型の白い斑紋があります。

タイワンスイロクスイロクの台湾固有亜種で、多く早朝や夕方に活動します。標高1,000メートル以上の中高度の原生林に生息し、水場の近くの草地で活動します。

キエリテン首の部分は鮮やかな黄色、脚と尾は黒、下顎と喉は白で、胴体はすらりと細長い円筒状です。広葉樹林、針葉樹林、竹林などに生息しています。

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歴史書を見てみると、清の康熙年間(1697年)に郁永河氏が著した『蕃境補遺』に、「玉山は万山の中にある。この山だけがひときわ高く、どんなに遠くても見えないものはない。絶壁は高く険しく、銀のように白く、遠くから眺めるとまるで太白山に積雪しているかのようだ。四方を山に囲まれ、見ることはできても、至るのは難しい。この山はまさしく玉のようだと皆が言う」と記されています。

日本統治時代、玉山が富士山よりも高い山であることがわかり、明治30年に明治天皇によって「新高山」と命名されました。そして、中華民国接収後の1947年12月1日に、玉山と改名されました。

玉山は古来より原住民にとって非常に重要な山で、ブヌン族やツォウ族は共に聖山と見なしてきました。

ブヌン族ブヌン族は、玉山を「Tongu Saviec(避難できる山)」と呼んでいます。ブヌン族の伝説によると、太古の昔に大洪水で大地がすべて水没した時、玉山だけが残り、避難できたのだといいます。


ツォウ族ツォウ族の祖先は玉山の山頂に住んでいたと言い伝えられています。彼らは玉山を明るい山または石英の山を意味する「pattonkan」と呼びました。これに「八通関」の漢字が当てられたのです。

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新高八景台湾新高山(玉山)の八景のことです。日本統治時代の昭和4年(1929年)に嘉義郡警察課が登山者の投票で決定したものです。

  • 東山の夕映:新高東山
  • 石山の花圃:石山
  • 鹿林の雲海:鹿林山
  • 一服谷の栂岩:一服谷
  • 眩暈坂の遠望:眩暈坂
  • 西山の霊原:新高西山
  • 白木林の奇観:白木林
  • 主山の日の出:新高主山

周辺スポット南投、嘉義、花蓮、高雄の4県市にまたがる玉山国家公園は、台湾の国立公園の中でも最大の面積を誇り、周辺にも豊かな自然景観を有しています。

  • 嘉明湖
    嘉明湖は標高3,300メートルに位置し、ブヌン族からは「月の鏡」と呼ばれています。湖水が宝石のような深い青色であることから登山家の間では「神様がこの世に落としたサファイア」、「天使の淚」とも呼ばれ、近年、台湾で人気の登山スポットとなっています。
  • 塔塔加(タタカ)
    ツォウ族の言葉で、広々とした草原を指します。標高は2,610メートルで、新中横公路の最高点です。玉山国家公園西北園区内にあります。
    塔塔加地区から見渡すと、東には玉山の主峰や連峰が、西には祝山と塔山山脈が神木渓を挟んで並んでいます。早朝や夕方にはしばしば谷に雲海や靄が立ちこめます。
  • 瓦拉米歩道
    瓦拉米歩道は玉山国家公園東部園区に位置し、全長は14キロメートルあります。日本人が建設した八通関越嶺道路に沿って整備された遊歩道であり、八通関越嶺道路の東側の一部となっています。
  • 八通関
    漢人は、広く玉山一帯の山々を指して「八童関」や「八同関」などと呼びました。八通関越嶺線は元々日本統治時代の「八通関越道路」で、原住民統治(理蕃政策)及び台湾東部と西部の交通を結ぶため、1921年に建設されました。現在は国定古跡となっています。

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